【前編】19歳で料理人が船乗りへ!船員時代のキャビン生活とデッキの体験談

「船の中って、どんな部屋で過ごしてるんですか? 」
「個室とかあるんですか?」

陸に上がってから、
一番よく聞かれる質問のひとつがこれです。

豪華客船の優雅な
バルコニー付きスイートルームを想像している人には、

本当に申し訳ないんですが……

私たちが暮らすキャビン(居室)は、
一言で言うなら「走る極小カプセルホテル」です。笑

今回は、19歳から乗船して過ごした、
私のすべてが詰まっている「あの狭いキャビン」と、

息が詰まったときに逃げ込んでいた
「夜のデッキ」でのリアルな暮らしについて、
包み隠さず語っちゃいます!

追記)サムネイルの画像は熊本県にあるくまモンポート八代です‼
   くまもんかわいかったぁ!!

1922年(大正11年)大日本帝国海軍によって建造された無線送信所。国の重要文化財に指定されている。
異様な三本の塔と内部はノスタルジックだ 長崎県佐世保市 寄港の間に見に行った

ドアを開けたら、そこは「私のすべて」

私にあてがわれたキャビンは、
大体3畳〜4畳くらいの狭いスペースでした。

きむ

まじでせっま!!?(笑)
意外と狭すぎてびっくり

ドアを開けると、右手に小さなベッド。
左手に申し訳程度のデスクと、
服が数着かかる細長いクローゼット。以上!笑

ベッドの上に立つなんて当然無理で、
かがんで足を踏み入れるような低さです。

でもね、この狭さが「秘密基地」みたいで、
最初はちょっとワクワクしたんですよね。

何せ、激しい業務が終わった後、
誰の目も気にせずに
一人になれる唯一の空間ですから。

それに趣味でソロキャンをよくしていたので
なんかテントの中っぽくて、安心感があったんですよ笑

ドアをガチャッと閉めて鍵をかけた瞬間、

「ふぅぅぅ……今日も生き延びた……!!」

探していた解放感と一緒に、
ベッドに崩れ落ちるのが毎日のルーティンでした。笑

仕事中は狭い船内で
常に誰かと顔を合わせているからこそ、
この数畳のスペースは私にとって

命の次に大事な「聖域」だったんです。

「激揺れ」と戦う、キャビン独自のルール

船のキャビンには、
陸の部屋には絶対にない「独特のルール」
たくさんありました。

一番の大敵は…..

言うまでもなく「船の揺れ」です。

時化の日になると、
部屋の中のあらゆるものが凶器に変身します。

デスクの上に置いた
マグカップはすっ飛んでいくし、

クローゼットの中のハンガーは
「ガシャガシャガシャ!」って
けたたましい音を立てて暴れ出す。

だから…..
キャビンに入ったらまずやるのが……

  • ノートPCやスマホは、床に置くか、ベッドの枕の横にフィットさせるか笑
  • 飲みかけのコップなど忘れない笑
  • 開き戸や引き出しは、カチッとロックがかかっているか何度も確認する

これ…笑ふざけてるかもしれないですけど…笑

これ本気(マジ)です…笑

本当に油断してると笑
夜中に大揺れが来た時

悲惨な目を見るんですよ。笑

寝ている時も、
船が大きく傾くとベッドの中で
体が「右へ左へ」とゴロゴロ転がります。

最初の頃は「うわっ、落ちる!」って
何度も目を覚ましましたが、

慣れてくると人間ってすごいんですよね。

転がらないように壁と布団の間に
体をうまく挟み込んで、
大揺れの中でも爆睡できるようになるんですから。笑

えぇ、なんなら、
これがゆりかごっぽくて途中から

これでしか眠れなくなります….笑笑

前編のまとめ&後編へ!

縦も横も限られた極小のキャビン。

でも、そこは私にとって、
激しい現場の仕事から逃げ込める

唯一の避難所であり、

たくさんの思い出が詰まった場所でした。

でもね……そんな愛おしいキャビンでも、
ずっと閉じこもっていると

「ある重大な精神的トラブル」
が襲ってくるんです。

次回、
【後編】「壁しか見えない毎日。キャビンを飛び出して向かった
『夜のデッキ』と、私を救った至福の時間」
をお届けします!

狭い部屋で私がどうやって正気を保ち、

風が吹き抜けるデッキで何を感じていたのか。

リアルな船上ライフの後編も、
楽しみに待っていてくださいね!笑

【お知らせ・SNS】

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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この記事を書いた人

20代から客船クルーとして働き、
世界二周&アジア周回達成

これからも旅をしたいんです!

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